映画「最強のふたり」の個人的な感想。
こんにちわ。アリス(@AliceNetwork000)です。
実話をもとにした感動の作品です。
最強のふたりのあらすじ
- 不慮の事故で全身麻痺になってしまった大富豪のフィリップは、新しい介護者を探していた。スラム出身の黒人青年ドリスは生活保護の申請に必要な不採用通知を目当てに面接にきた不届き者だったが、フィリップは彼を採用することに。すべてが異なる二人はぶつかり合いながらも、次第に友情をはぐくんでいき……。
最強のふたりの感想
此れは政策国の特色なのか どうにも絶妙なニュアンスが漂っていて基本「穏やか」です。
フィリップは 偏屈とか頑固とかでは一切無く(言葉は悪いですが)普通の誠実な男性です。
だからそれに対する、ドリスの罵声や不満の荒ぶる声もありません。
一度 二人は別れますが、それも、こういった映画によくある仲違いでは無く、フィリップがドリスを思い遣ってのことです。
ふたりがふたりともお互いに 綺麗な心で相手をただただ想っていますが同時にお互いが自分を卑下する心も持っています。
相手と自分は「違うのだ」と解っている部分がずっとあります。
それを この映画では具体的なセリフでは無く行動・行為で表してきます。
最後で彼を見下ろして笑うフィリップの顔。彼を見上げて 微かに笑うドリスの顔。
セリフは無いですが、ただ「彼」は背を向けて歩いていく。
強烈に「これからも二人が一緒に生きていって欲しい」と思わせる場面でした。
語弊があるならお詫びするが これが例えばアメリカ制作であったなら「悲しみがあり変化があり、理解を経て仲違いによる別れがあり、元に戻り大喜びで終わる」事が多い気がします。
しかしこの映画は そういったいわゆる(映画としての)派手さではなく、じんわりと ゆっくりと心に染みてきます。一抹の切なさをずっと含んだまま。
爽快で感動する映画なのは 先入観のとおり間違いありませんでした。
でも、それだけではなく人の良い部分をしみじみと見せてくれて、そして切なさをも含んだ映画でした。
名作に間違いない良作ですので気になった方は観てみてください。