映画「ニキータ」の個人的な感想。
こんにちわ。アリス(@AliceNetwork000)です。
主人公の魅力が最大限に映し出された最高の映画です。
ニキータのあらすじ。
- 泣き虫の殺し屋。若き映像作家リュック・ベッソンが、鮮烈に描いた“過激な純愛映画”。女殺し屋・ニキータの過酷な日々と愛を描いた、スタイリッシュでパワフルな女性アクション!政府の秘密工作員に仕立てられた不良少女、ニキータ。次々と下される暗殺指令を着実にこなしていく日々の中、ニキータに初めての恋が芽生えるが・・
ニキータの感想。
最初はイカれた人だったニキータが、徐々に人間らしさを得ていくところを見ると、成長日記のよに思えました。
おめかししてレストランに出掛けたのに、それが最初の仕事だったところの場面のニキータが少し不憫に感じました。
でもすぐに割り切って仕事をしているところから、ニキータは雇われている人間として生きていこうとしている気の表れがわかります。
恋人と生活するという幸せな人間らしい一面と、殺し屋として裏の世界で生きる一面があるからこそ、どちらもより強調されていますし、ニキータの内面も徐々に蝕んでいっていることがわかります。
結構深いですね。
ニキータは内に秘めた凶暴性が露見することが多く、最初は少し苦手でしたが、それが薄くなると同時に人間性が強くなっていきました。
終盤に出てくる掃除屋の冷酷な性格と比較すると、か弱い女性のように感じる程でした。
マルコとボブは彼女の二面性それぞれの恋人だと思います。
表と裏の面がある彼女に寄り添う形を見ると、二面性に対するメタファーのようだとも思いました。
掃除屋として登場したジャン・レノの冷酷さが恐かったです。
レオンとはまるで違っていると思いました。ですがレオンも最初は冷たい人間で、マチルダと出会ったことで温かい性格が生まれたと思うので、彼もどこか通ずるものがあるのだと思います。
レオンのモデルが彼だからそれは当たり前かもしれないですが・・・。
ニキータはマチルダの成長した姿だと言う人もいますが、そう聞くと彼女たちにもどこか通ずるものがあると思いました。
ニキータがマチルダのそれなら、掃除屋はその逆でマチルダに出会う前のレオンとも言えるでしょう。
とても深い映画だと思いますので何度見ても飽きません。気になった方は是非見てみてください。
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映画「パニックルーム」の個人的な感想。
こんにちわ。アリス(@AliceNetwork000)です。
目を離せない面白さがある映画です。
パニックルームのあらすじ。
- 夫と離婚し、娘と住む新居に越してきたメグは、その夜、強盗団の侵入に気づき、娘とともにパニック・ルーム=緊急時の避難用個室に逃れる。が、引っ越ししたばかりのこの部屋の電話がまだ通じていない。しかも、強盗の狙う大金はこの部屋に隠されていた
パニックルームのあらすじ。
デヴィッド・フィンチャー作品は内容面で強烈な作品が多いため、どうしても監督の撮影テクとかよりも内容面に目がいってしまいますがデヴィッド・フィンチャー監督ってとんでもない技術力の持ち主なんだねってことが分かる映画です。
これはもぅ、凄すぎて何も言えないレベルです。
正直、昼下がりにやる暇つぶしのドラマにしたって小さすぎるほどの内容を圧倒的な映画にカメラワークの凄さ、役者の巧さ。
映画の撮り方とかそういう細かいことは全く分からないですが、この内容を別の人がとったら絶対にこんなスリルのある映画は出来ないと確信するほどです。
あと、ジョディ・フォスターとクリステン・スチュワートの親子が
かなりしっくりきたのも良かっです。
顔が似てるわけじゃないんですが、どこか雰囲気が似てます。
いつかこの二人には、また共演してもらいたいです。
こんな知的そうな親子いたら私は絶対怖くて近寄れません。
映画の面白さの一面を徹底的に追及して撮った映画です。
だから、その一面に相性が合わなかった人には徹底的に面白くなかったのかもしれません
私的には最高のパニックムービーだと思いました。
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映画「ゴースト/ニューヨークの幻」の個人的な感想。
こんにちわ。アリス(@AliceNetwork000)です。
幽霊になっても愛する人を守る。感動の名作です。
ゴースト/ニューヨークの幻のあらすじ
- 暴漢に殺された男性が幽霊となって恋人を守る姿を描き、世界的大ヒットを記録したロマンティックファンタジー。銀行員のサムと恋人の陶芸家モリーは、ニューヨークで一緒に暮らし始める。しかしモリーがサムにプロポーズした夜、2人は暴漢に襲われ、サムは命を落としてしまう。ゴーストとなって現世に残ったサムは、モリーを傍で見守り続ける。やがて、自分を殺した暴漢が再びモリーを狙っていることを知ったサムは、霊媒師オダ・メイの力を借りて彼女に危険を知らせようとするが……。
ゴースト/ニューヨークの幻の感想。
何度見ても泣く自信があるので、そういった意味で回数はあまり観ていないですw
制作されたのが90年で、例えば地面から湧き出る死神などは、若干チープさを感じるかもしれないです。
しかし 当然この映画の見どころ・伝えたい物は「そこ」ではありません。
死してなお、彼女を守ろうと必死になる恋人。
多額の金銭を扱う仕事をしてきた彼が、彼女を守る為にさっくりと大金を寄付してしまう。
彼にとっては、お金などもうなんでもない物で、大切なのはただ一人なのだと伝わってきました。
しかし、どうやってもどう願っても何度何度 繰り返しても決して彼女には 伝わりません。
彼女に危機が訪れようとしていても「犯人」が目の間にいて しかも彼女に触れていても。
それは気が狂いそうなもどかしさだったでしょう。
最後の最期で 天からの光に晒されて、彼女に彼が見える。でもそれは 彼が天に上る決別の合図でもあります。
確か「キリスト教」は生まれ変わりが無いから、この映画の彼と彼女の最後の別れは「本当の最期」となります。
もっとも、そうでないと彼女は一生、彼がどこかにいるのではと思って生きてしまうとのではないでしょうか。それは少し…不幸。
とても悲しい事だけど きっとこの二人にとってこの事実は、幸福な出来事だったのだろう。そう信じたいです。
自信を持ってお勧めできる名作ですので気になった方は観てみてください。
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映画「デイ・アフター・トゥモロー」の個人的な感想。
こんにちわ。アリス(@AliceNetwork000)です。
環境問題に対する問題提起とヒューマンドラマを楽しめる作品です。
デイ・アフター・トゥモローのあらすじ。
デイ・アフター・トゥモローの感想。
流石はエメリッヒ監督。パニック映画の作り方を心得てます。
間違いなく当代随一でしょう。
何かしらの大災害、予知者への無理解、大災害の孤立者と救援、友人と同僚との友情と自己犠牲、家族愛と過去の軋轢への許し、大団円テンプレートに嵌め込んだかのようにツボを押さえており外しません。(これ誉め言葉ですので念の為)
映画はつきつめれば娯楽なんですから、独りよがりなメッセージだけを発しても誰も見なければ無意味です。それは学術用の教材に過ぎません。
本作の様に出来るだけ多くの人々に興味と問題意識を持ってもらう題材を取り上げる
それもこのような娯楽大作のひとつの役目です。
単なる娯楽だけに終始する作品にも名作は沢山あります。
しかし、何かしらの問題意識を私達大衆に広く植え付けることができた作品こそ真に後世に残る名作といえるのではないでしょうか?
それゆえに本作は名作と言えると思います。
もしかしたら後世では大変な名作として、あるいは予言の映画として高く評価されているかも知れません。
東日本大震災は地震でしたが、大津波がNYを飲み込む映像はそのまま現実化しました
スーパーハリケーンカトリーナは米国の話でしたが、2018年は日本でも国際空港が使えなくなるような被害をもたらすものも出てきました。
本作の様に本当に何十台もの車が吹き飛びました。
本作の冒頭で予兆として出て来る災害はあらかた現実化してしまっているのです。
そして本作から15年後の2019年の北米は北極圏並みのかってない異常な低温の大寒波に見舞われていたのです。
映画の中がイマココになってしまっているこの恐怖。
副大統領役の演技が素晴らしいです。彼が私たちの鏡です。
温暖化対策を声高に叫ぶ人々や政治に結びつける人々には胡散臭さを感じて、あまり同調できないのですが、このままではいけないとその問題意識は確実に心に刻まれました。
今こそ再評価されるべき映画と言えます。ぜひ気になった方は観てみてください。
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映画「9<ナイン> ~9番目の奇妙な人形~」の個人的な感想。
こんにちわ。アリス(@AliceNetwork000)です。
アニメーション映画を感じさせない良い映画でした。
9<ナイン> ~9番目の奇妙な人形~のあらすじ
- 古びた研究室の片隅で、背中に数字の9が描かれた奇妙な人形が目を覚ます。人形が外に出てみると街は廃虚と化しており、ぼう然とする彼の前に2の背番号を持つ人形が現れ、自分たちは仲間だと語り掛ける。しかし、突如現れた巨大な機械獣が2を連れ去ってしまい、ほかの番号を持つ人形たちと出会った9は2を救出しようとするが……。
9<ナイン> ~9番目の奇妙な人形~の感想。
とにかく映像が素晴らしい、この一言に尽きます。
見とれてしまう程のなめらかな人形たちの動き、表情も豊かです。
あんな造形なのに、見ているうちにだんだん可愛く思えてくるから不思議。
最初はセリフが一切ないのですが、表情やしぐさでちゃんと感情が伝わってきます。
9が初めて目覚めた時の戸惑う様子、目の焦点が合ってなかったり、指を動かしてみたり。
一歩目を踏み出そうとしてよろけて膝をついたり、博士の遺体を見て一瞬怯んだり、
部屋の出窓を押し開いてその勢いで前につんのめりそうになり、外の世界を見て呆然とする。
叫ぼうとして声が出せないことに気づいた時の、顔をしかめてノドを押さえる瞬間的な表情の変化。
どれ一つとっても、無駄な動きが全然ありません。
そしてなんといってもアクションシーンが秀逸です。
猫のマシンに襲われそうになるところは、思わず後ずさりしたくなったほど。
2Dなのにまるで3Dの迫力でした。
それ以外にも戦闘シーンが盛りだくさんで、スピード感あふれる展開に
全く退屈することなくストーリーが進んでいきます。
ちなみに「3Dにすればよかったのに」という意見が割と多かったですが、私は2Dでよかったと思っています。
確かに動きなど3D向きではありますが、全体的に画面が暗いので、3Dメガネ越しだとさらに暗くて見えにくくなりますし、
立体画像に気を取られると、全体のシーンや細かい部分まで目が行き届きません。
それはあまりにもったいない
全編に流れる音楽もとてもよかったです。
BGMではないですが、「オーバー・ザ・レインボウ」の流れるシーン、すごく好きです。
そしてそのあとの展開は……。
アクションシーンは全て好きですが、9が7を助け出すところと、そのあとのドラム缶作戦遂行シーン、何度見ても飽きないです。
紅一点の7が一番好戦的で強いっていうのも面白い。(8も強いですが)
7の初登場シーンはとってもカッコよかったです。
エンドロールも映画の続きみたいで、凝っていて素敵でした。
素晴らしい映像の良作ですので気になった方は是非見てみてください!
以上、今日もお読みいただきありがとうございました!
映画「Babe」の個人的な感想。
こんにちわ。アリス(@AliceNetwork000)です。
随所随所でグッとくるシーンを堪えながらも、最後のワンシーンで思わず落涙しました。
Babeのあらすじ。
- 収穫祭の賞品として農場主アーサーにもらわれた子ブタのベイブ。牧羊犬の母犬フライはベイブに農場のルールを教えた上、自分の子供たちと同じようにベイブを可愛がってくれる。ちょっとしたきっかけからアーサーはベイブに羊の見張りをさせようと思いつくが、臆病なベイブには手も足も出ない。だが心優しいベイブは羊たちにお願いする事で牧羊犬の代わりを見事に果たしたのだ。やがて牧羊犬コンテストの日が迫り、アーサーはなんとそれにベイブを出場させようとするのだが……。
Babeの感想。
生き物を育てること。命をいただいていること。見かけで判断しないこと。登場動物たちのように、見た目は違うけど共存できること。
子供に学んで欲しいいろんなものが詰まってます。
動物が主役の映画を子供に観せることは多々ありますが、この映画を観せたらこれまでと明らかに反応が違います。
しかも大人も観て楽しめますし、考えさせられます。
動物が出てくる映画って簡単じゃないんですよねぇ。。。それをここまでの完成度にするのってすごいと思います。
人形使ってる部分もあったけど、ほとんどが本物の動物たちをつかっていて尚且つ、いうことあんなにきくかね!ってくらい信じられないくらい皆エライです。
古い映画だけに動物たちの動きに違和感を感じますが、今では当たり前のCGまみれの映像より遥かに温もりと臨場感があって良いです。古き良き映画。
撮影を行ったスタッフさん達も動物達にも拍手です!
見終わったあとこの歳になってでさえ感動し、気持ちが穏やかになり、しかしどこか切なくなったり、いつになっても愛せる作品です。
お子さんに断然オススメの映画です。この映画は絶対に自分の子供に見せしていただきたいです。きっと心穏やかな子になると思います。
観る子供が育つ良い映画です。よかったら観てみてください。
映画「宇宙戦争」の個人的な感想。
こんにちわ。アリス(@AliceNetwork000)です。
スピード感があり息をつかせぬ展開で面白かったです。
宇宙戦争のあらすじ。
- アメリカ東部のニュージャージーに暮らすレイは労働者階級のごく平凡な男。別れた妻との間には息子のロビーと娘レイチェルがいた。そして子どもたちとの面会の日、その異変は何の前触れもなく唐突に訪れた。晴天だった空が突如不気味な黒い雲に覆われると、吹き荒れる強風の中、激しい稲光が地上に達し、地面に巨大な穴を空ける。すると大地が震え、地中で何者かが激しくうごめき始めたのだった。その光景を呆然と見つめていたレイ。町が次々と破壊され、人々がパニックに陥る中、レイは子どもたちのもとへ駆けつけ、彼らを守るため懸命に奔走するのだった。
宇宙戦争の感想。
ロマンのある映画です。
なんといっても宇宙船の造形。先進的なんですが、どこかレトロチック。CGの良さは当時原作では技術的に難しかったものをかっこよくリメイクできるところだと思います
ぼんやりとした霧から現れる眼球のようなライト、そして宇宙船が発する謎の重低音。
人が本能的に恐怖を感じるような音で、世界の終わりを感じさせます。
ちょっとアポカリプティックサウンドっぽいです。
いつもキザでハンサムなトムクルーズは今回いませんでした。この配役は初めて見るものだったので新鮮です。
酷評されているダコタファニングですが彼女のシャウトによって、この映画がより際立っていると思います。
娘が叫んでいたらお父さんになりません。
死にそうになりながら必死に娘を安心させているトムのシーンは、人間の極限状態をイメージさせてくれました。
宇宙人の奇抜な戦術も好きです。
地球征服が目的なのは明らかですが、どこか意味不明。もちろん意味はありますが、人間への扱いがグロテスクかつ奇想天外で、非常に恐ろしかったです。
理解に苦しんだのは息子の心情です。急で、突拍子もなさすぎたから。家族が殺されたなら百歩譲って理解します。
地下に隠れていたおじさんのようにイッちゃってるわけでもありませんし、きっと正義感が人の何千倍もあるんでしょう。
しかし親不孝すぎます。
ツッコミどころ満載らしいけど、映画ってそういうものだと思います。
けっこう忠実に再現された過去の作品を、もっと違うところから評価してもらいたいと思いました。
以上、今日もお読みいただきありがとうございました!