映画「デイ・アフター・トゥモロー」の個人的な感想。
こんにちわ。アリス(@AliceNetwork000)です。
環境問題に対する問題提起とヒューマンドラマを楽しめる作品です。
デイ・アフター・トゥモローのあらすじ。
デイ・アフター・トゥモローの感想。
流石はエメリッヒ監督。パニック映画の作り方を心得てます。
間違いなく当代随一でしょう。
何かしらの大災害、予知者への無理解、大災害の孤立者と救援、友人と同僚との友情と自己犠牲、家族愛と過去の軋轢への許し、大団円テンプレートに嵌め込んだかのようにツボを押さえており外しません。(これ誉め言葉ですので念の為)
映画はつきつめれば娯楽なんですから、独りよがりなメッセージだけを発しても誰も見なければ無意味です。それは学術用の教材に過ぎません。
本作の様に出来るだけ多くの人々に興味と問題意識を持ってもらう題材を取り上げる
それもこのような娯楽大作のひとつの役目です。
単なる娯楽だけに終始する作品にも名作は沢山あります。
しかし、何かしらの問題意識を私達大衆に広く植え付けることができた作品こそ真に後世に残る名作といえるのではないでしょうか?
それゆえに本作は名作と言えると思います。
もしかしたら後世では大変な名作として、あるいは予言の映画として高く評価されているかも知れません。
東日本大震災は地震でしたが、大津波がNYを飲み込む映像はそのまま現実化しました
スーパーハリケーンカトリーナは米国の話でしたが、2018年は日本でも国際空港が使えなくなるような被害をもたらすものも出てきました。
本作の様に本当に何十台もの車が吹き飛びました。
本作の冒頭で予兆として出て来る災害はあらかた現実化してしまっているのです。
そして本作から15年後の2019年の北米は北極圏並みのかってない異常な低温の大寒波に見舞われていたのです。
映画の中がイマココになってしまっているこの恐怖。
副大統領役の演技が素晴らしいです。彼が私たちの鏡です。
温暖化対策を声高に叫ぶ人々や政治に結びつける人々には胡散臭さを感じて、あまり同調できないのですが、このままではいけないとその問題意識は確実に心に刻まれました。
今こそ再評価されるべき映画と言えます。ぜひ気になった方は観てみてください。
以上、今日もお読みいただきありがとうございました!