映画「9<ナイン> ~9番目の奇妙な人形~」の個人的な感想。
こんにちわ。アリス(@AliceNetwork000)です。
アニメーション映画を感じさせない良い映画でした。
9<ナイン> ~9番目の奇妙な人形~のあらすじ
- 古びた研究室の片隅で、背中に数字の9が描かれた奇妙な人形が目を覚ます。人形が外に出てみると街は廃虚と化しており、ぼう然とする彼の前に2の背番号を持つ人形が現れ、自分たちは仲間だと語り掛ける。しかし、突如現れた巨大な機械獣が2を連れ去ってしまい、ほかの番号を持つ人形たちと出会った9は2を救出しようとするが……。
9<ナイン> ~9番目の奇妙な人形~の感想。
とにかく映像が素晴らしい、この一言に尽きます。
見とれてしまう程のなめらかな人形たちの動き、表情も豊かです。
あんな造形なのに、見ているうちにだんだん可愛く思えてくるから不思議。
最初はセリフが一切ないのですが、表情やしぐさでちゃんと感情が伝わってきます。
9が初めて目覚めた時の戸惑う様子、目の焦点が合ってなかったり、指を動かしてみたり。
一歩目を踏み出そうとしてよろけて膝をついたり、博士の遺体を見て一瞬怯んだり、
部屋の出窓を押し開いてその勢いで前につんのめりそうになり、外の世界を見て呆然とする。
叫ぼうとして声が出せないことに気づいた時の、顔をしかめてノドを押さえる瞬間的な表情の変化。
どれ一つとっても、無駄な動きが全然ありません。
そしてなんといってもアクションシーンが秀逸です。
猫のマシンに襲われそうになるところは、思わず後ずさりしたくなったほど。
2Dなのにまるで3Dの迫力でした。
それ以外にも戦闘シーンが盛りだくさんで、スピード感あふれる展開に
全く退屈することなくストーリーが進んでいきます。
ちなみに「3Dにすればよかったのに」という意見が割と多かったですが、私は2Dでよかったと思っています。
確かに動きなど3D向きではありますが、全体的に画面が暗いので、3Dメガネ越しだとさらに暗くて見えにくくなりますし、
立体画像に気を取られると、全体のシーンや細かい部分まで目が行き届きません。
それはあまりにもったいない
全編に流れる音楽もとてもよかったです。
BGMではないですが、「オーバー・ザ・レインボウ」の流れるシーン、すごく好きです。
そしてそのあとの展開は……。
アクションシーンは全て好きですが、9が7を助け出すところと、そのあとのドラム缶作戦遂行シーン、何度見ても飽きないです。
紅一点の7が一番好戦的で強いっていうのも面白い。(8も強いですが)
7の初登場シーンはとってもカッコよかったです。
エンドロールも映画の続きみたいで、凝っていて素敵でした。
素晴らしい映像の良作ですので気になった方は是非見てみてください!
以上、今日もお読みいただきありがとうございました!