映画「ポーラーエクスプレス」の個人的な感想。
こんにちわ。アリス(@AliceNetwork000)です。
個人的に好きなクリスマス定番映画です。
ポーラーエクスプレスのあらすじ
- クリスマスイブの夜、サンタを信じなくなっていた少年は、サンタの鳴らす鈴の音はもう自分には聞こえないと思い込み、ベッドで眠りにつこうとしていた。そして、時計が11時55分を指した時、突然、ごう音とともに巨大な蒸気機関車が近づいて来た。
ポーラーエクスプレスの感想
絵本が元になっており、ストーリーや設定も、子どもにも分かりやすい内容でした。
こういう映画は、変にひねくれず、まっすぐに、作り手のメッセージを受け取る方が良いです。
しかし、この映画の本当のターゲットは大人であると思いました。
正確には、大人にならざるをえなかった大人でしょうか。
気づけばいつのまにか、周りの友達はみんなサンタを信じなくなり母親に欲しいものは何?と聞かれたりそもそもサンタなんていないんだと聞かされて育てられてきた人もいるでしょう。
いや、いる。と、口に出すことを躊躇い、諦め、いずれそのことさえ忘れていく。でも誰もが心の奥深くで、信じたいものってあるはずだ。サンタクロースに限ったことではないです。
「百聞は一見に如かず。」
誰になんて言われようと、自分が見たもの感じたものが全てであるということです。
映像はキャラクターの造形なんかより、月明かりで青白く照らされた空や、吹雪の吹き付ける感じ、汽車の煙が風になびく様子、金色のキラキラしたチケットのワクワクする感じなどが素晴らしいと感じました。
ディズニーやピクサーの映画だと全てをデフォルメし統一する事で子供がすんなりと世界観に浸れるように作られていると思いますが、完結し過ぎていて逆に想像力が入り込む余地がないような気もしてしまいます。
この映画は子供の頃に読んだ翻訳物の絵本のように、奇妙な歌と得体のしれない登場人物と不可思議なストーリーによって観たあとも頭の中にモヤモヤと想像のタネを残していくような余地があります。
確かにモーションキャプチャで作られた人間の顔はいわゆる【不気味の谷】にはまっている感もありますが、他のCGアニメのテカテカした立体漫画よりはこちらの方が好みです。
以上、今日もお読みいただきありがとうございました!