映画「アーサーとミニモイの不思議な国」の個人的な感想。
こんにちわ。アリス(@AliceNetwork000)です。
アニメと言えばジブリかディズニーですが,このピクサーものは良かったです。
アーサーとミニモイの不思議な国のあらすじ
- 好奇心旺盛な10歳の少年アーサーは、祖母の語る冒険家の祖父の昔話が大好きだった。ある日、4年前に突然疾走した祖父の屋敷が人手に渡ることになる。アーサーは祖父が昔、庭のどこかに埋めたルビーを借金の返済にあてようと、古い地図を頼りに宝探しを始めるが……。
アーサーとミニモイの不思議な国の感想
ヨーロピアンテイストあふれる繊細な画像が心地良かった。
設定もストーリーも、ものすっごくわかりやすいうえに、見てるこっちが追いつかないほどテンポ良く進みます。それがとっても心地よいです。
ストーリーは、シンプルなファンタジーアドベンチャー。主人公アーサーが、体調2ミリのミニモイ族の世界に行き、悪魔マルタザールを倒し、ミニモイ国の未来を救うというものです。
しかしその背景には、おばあちゃんの家が差し押さえられてしまうのを防ぐために、おじいちゃんが隠した宝石を探し出すという大人の事情もアリ。
アニメと実写の二つの世界が非常に自然にスイッチしながら物語が進むのですが,計算しつくされて描かれた背景のお陰で,全く違和感がありません。その背景の美しさは見所のひとつです。
今まで数々のピクサーアニメや、いわゆる映像がスゴイと言われるものは見てきましたが、これが1番かもしれないです・・・。
また各キャラクターの3D画像の顔の表情が非常に繊細で,これも見所ですが,これはアメリカンアニメにはまねできない部分でしょう。
よくできた精巧な粘土人形に命を吹き込んだとでも言いましょうか。その表情はとても温かみがあり、生き生きとカワイらしく、初めてアーサーがミニモイ族の国に訪れた場面では、なに!?この世界観!と驚きました。
まず、冒頭のモスキートの大群と戦うシーン。もはや子供向けのアニメの映像ではありません。大人が見るSFの域です。
また実写との融合も見事で、真っ赤な花の中に眠る愛くるしいミニモイと美しい花との対比には、ただただうっとりしました!
そのほかに、DJがいるようなクラブに行くシーンなんてのもありますがレコードの上でダンスを踊ったり、イカしてる曲に合わせながら敵と戦ったりして、さすがこのへんは今風でした!
この映像と飽きさせない演出の数々で、とにかく最後までダレずに一気に見せます。RPG好きの方などには必見ではないでしょうか(笑)
お姫様も可愛いし,アテレコのマドンナも意外にもはまってました。その画像は一見の価値あり。DVDでもハイビジョンなら言うことなく劇場と同レベルに楽しめるでしょう。
印象に残るいい映画だと思います。特にアニメ好きでなくても楽しめます。
小学校の中学年から中学生にはこういう質の高い作品を見せてあげて欲しいものです。勿論,大人の方が楽しめると思います。
以上、今日もお読みいただきありがとうございました!