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ご覧いただいております皆様、多数のブログがある中、当ブログの「Alice Network」をお読みいただき、誠にありがとうございます。 映画の紹介、映画の感想評価をしたりできたらよろしいかと考えております。 合間に化粧品、メイク、美容、恋愛心理についてのお話を挟んでいこうと思います。

映画「パッセンジャー」の個人的な感想。

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こんにちわ。アリス(@AliceNetwork000)です。

「早く目覚めてしまったため、船内で生涯を終える」こういう内容の映画は好きですので期待値高めで観ました!

 

パッセンジャー のあらすじ

  • 宇宙船内で極限状態に置かれた男女の愛と運命を描いたSF大作。20XX年、乗客5000人を乗せた豪華宇宙船アヴァロン号が、新たなる居住地を目指して地球を旅立ち、目的地の惑星に到着するまでの120年の間、乗客たちは冬眠装置で眠り続けていた。しかし、エンジニアのジムと作家のオーロラだけが予定よりも90年近く早く目覚めてしまう。絶望的で孤独な状況下で生き残る方法を模索するうちに、2人は惹かれ合っていくのだが……。

 

パッセンジャー の感想

恋愛映画がお好きな方にはいいかもしれないです。

大掛かりなセットで撮影されたそうで、グリーンバックの風合いはないです。そこが良いですね。映像の美しさや音楽はいい。ハイテクな宇宙船内のセットもカッコいい。数人しか出てこない役者さんの演技は皆悪くない。2人の苦悩や葛藤などの心理描写はいい。

1人の孤独と絶望と誘惑。2人の恋愛と反目と協力と選択。

状況によって変化する登場人物の心理描写から目が離せないです。
この手の映画をたくさん観てる人には既視感があったんでしょうが、あれだけ広い宇宙船にほぼ1人または2人という設定も新鮮でした。広すぎると逆に寂しさが増すようですね。

ヒロインが魅力的だったことも良かったです。主人公は基本的には常識人で、乗客のなかに彼女さえいなかったら孤独で絶望的な宇宙旅行を選択したことだろうと思わせます。
ラストに近いシーンでのハスキーボイスは、セリフ外でも悲痛な心境を見事に表現しており緊迫感が増幅され大変よかったです(ハスキーなのはこのシーンだけ、すごい!)。
美男美女でなくても映画になると思うが、テーマは変わったことでしょう。

表面的には丁重なシステムの自動音声の無機質さや冷たさと対照的な彼女の豊かな表情、温もりとの対比もすばらしいです。

設定の甘さについては、あまり気になりませんでした。それなりに未来のお話なので今の常識目線で違和感があっても不思議に思う必要もないです。

違和感を覚えるほどに確かな未来の知識を我々は持ちあわせていないですからね。

船外での衝突音なんかは紛れもなくウソ設定だと言えるけど、この程度は許容しないと「ゼロ・グラビティ」とかかなり多くのSF作品もアウトになります。

欠点をあげるとすれば、後半少し大風呂敷を広げすぎだと思いました…。あんなに派手にしないで、ギリギリ素人でもなんとかなりそうなレベルのエラー対応をちょっと地味でもじっくり見せてもらったほうがよりよかったとは思いました。

最後に、もしヒロインがただ1人残されてしまったら彼女は誰かを道連れにしたんでしょうか...主人公と同様、彼女の良心はそれを許さないでしょう。でも1年後は?2年後は?そんなラストでもよかったかなとは思いましたね。

引き込まれて最後まで見てしまったけど、ラストがサッパリしてるな〜って思います。

以上、今日もお読みいただきありがとうございました!

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