映画「着信アリ」の個人的な感想。
こんにちわ。アリス(@AliceNetwork000)です。
「現代ホラー」のひとつの「原型」となった記念碑的作品です。
着信アリのあらすじ
- ある日、友人の携帯に届いた奇妙なメッセージ。そこには、その友人自身の声で身の毛もよだつような悲鳴が録音されていた。発信者の番号は友人本人の番号。着信時刻は3日後の時刻。数日後その友人は録音とまったく同じ悲鳴をあげて着信時刻に死んだ。同様のことが次々起こる。そして、とうとう自分の携帯が鳴った・・・
着信アリの感想
ジャパニーズホラーが海外でも評価されているらしいということで、いつかは観てみなくては、と思っていました。
そして選んだ作品が着信アリでした。
正直言って、こんなに怖いとは思いませんでした。あの着信音何とも言えない怖すぎます。
今でも聞いたら恐怖が襲ってくることでしょう。
呪いが伝染してどんどん皆が死んでいきます。
自分の最期の声が吹き込まれた携帯電話が自分宛に来ると、予定の時間に死ぬ。
たったそれだけのストーリーなのに、なんでこんなに怖いのか?
女友達がテレビ局の取材を受けるところで、自分の腕が勝手に首に巻きついてぎりぎりと締め上げられて、首が取れる・・・というところで、こんなのあったらなんでもありじゃないか・・・と恐怖が倍増しました。
代理母ミュンヒハウゼン症候群という病理が出てきたのも怖かった理由の一つです。
ホラーを一番最初に観た時「やっぱり一番怖いのは人間だな」と思ったので、人間の心の底の闇というか、暗黒の部分が気になるようになりました。
人間の暗闇の病理を持ち出したのは悪くない着想だと思いました。
男の人が守ってくれても、友達が付き添っていても、全く関係なく死が迫る恐怖。
所々に出てくる心霊の描写も怖かったです。
ジャパニーズホラーをなめていたので、夜に観てしまい恐怖倍増でした。
飴玉が呪いで死んだ人間の口の中に入っているというのも、最後まで意味が解りませんでしたが怖かったです。
母親の呪いと思っていたら、その子どもの呪いだったというところも、意外な点でしたね。
柴崎コウが、呪いは終わった、と一人で髪の毛をお風呂場で洗っているシーンは怖かったです。あれだけ怖い思いしたのに、一人でお風呂とは・・・。
しかもそこで、時間が巻き戻っていくが、そこまでしてしまうとなんでもありじゃないのか??と思い、もうやめて~となりました。
そして、女の子がやってきます。玲子の最期の言葉「どうして・・・?」
助けに来た男性の声が部屋の外から聞こえるのも恐ろしかったです。もう、誰が味方で誰が呪いの人物か解らなかったです。
ラスト、病院で男性に飴玉を玲子が男性に口移しで移して、笑顔を見せます。
鏡越しに移ったのは、後手に回した手ににぎられた、包丁。
さわやかにラストを迎えますが、ラストの笑顔の意味が解らず・・・。
怖い作品がますます苦手になった作品でした。女友達がもう理不尽に首に手が巻きついて死ぬシーンと時計の針が戻っていくシーンが怖かったです。
ルールがあるようでいて、まったく理不尽に訪れる呪い。呪いを抑えることの出来る人間がいない恐怖。
気になった方は是非見てみてください・・・。
以上、今日もお読みいただきありがとうございました!